「言語教育×地域」
こんにちは、ゆーこです。
こっちは冬に入ったにもかかわらず、ブリスベンでは未だに半袖で過ごしている人がちょくちょく見られる…(自分もその一人だったりする)ちょっと不思議な感覚です。
前回は、自分の英会話についてどうのこうのタラタラと書きましたが、今回は自分が留学のテーマにしている事についてまた書きます。
『どうして日本人は英語が話せないのか』については2個前の記事を見てくださいな。
リンク貼っておきます。
今回のテーマは『言語教育×地域』
日本には東京・大阪・京都・広島以外にもいろんな県があるんだということを伝えたいから。もちろん、この4都府県は歴史的なものから現代的なものまでたくさんあり、素敵な場所です。しかし、その他の県にもたくさん良いところがあります。その地域の伝統的なものに触れ、興味を持ってもらい、日本の伝統を日本でとどめるのではなく、世界にもっと発信する機会を増やしたい。
日本語授業にお邪魔させてもらった時、生徒さん全員に、
Which city have you visited in Japan?
という質問をさせてもらいました。
返ってきた答えは
Tokyo, Osaka, Hukuoka, Hokkaido, Kyoto and Hiroshima
まぁ、予想通りの回答です。
留学に来る前、どうやって地域文化を世界にアピールしようかと考えていました。有名な旅行マガジンに掲載されるよう売り込んでいこうかなどとぶっ飛んだ話も教授としながらたどり着いたのが、この言語教育でした。
さて、なぜここで地域と言語教育をかけあわせたのか。
それは言語を勉強するだけだとつまんないでしょ?ということだ。
オーストラリアに来て、授業中にオーストラリアやブリスベンの歴史的な文化、オージースラングのような言語の文化、そしてツアーや建物を紹介する事から建築物の文化など沢山の文化を知りました。前々回の記事の内容のようなディスカッション形式のスピーキング練習の時のトピックは大抵、ブリスベンで何がしたいか?とか、ブリスベンでいちばん驚いたことは?などのブリスベン大好きかよって言いたくなるくらいブリスベンが出てくる。それだけブリスベンにわざわざ訪れた外国人へブリスベンを楽しんでほしい、という願いが込められているんだと思うんです。
さて、日本はどうでしょう。
これは別に日本での言語教育を侮辱しているわけではありません。しかし、もうちょっと東京や京都、奈良などの代表的な文化ばかりに頼らない方がいいと思います。もっともっと自信を持って地域の文化をバンバン取り込むべき。
私は岡山県のある言語教育機関にインターンでお世話になっています。岡山県には、『桃太郎』や『後楽園』以外にも、天空の城と呼ばれる『備中松山城』や『倉敷デニム』、そして『備前焼』などがあります。特に備前焼などは作り方なども独特でとても魅力的。これらをもっと教育の中に取り入れて興味を持つきっかけを作るべきなのではないかと思うんです。
やっぱり何かに興味を持ってもらうという事には、それを知るきっかけを与えなければならないんじゃないか。じゃあ、そのきっかけを言語の勉強の中に組み込めばいいんじゃん!という考えになったのです。
まずは、読解の文を『ももたろう』の話にしてみることから始めてはどうだろう。次に『ももたろう』に関連した『鬼ノ城』から膨らませて『岡山で一番行ってみたいところはどこですか?』というコミュニケーションの練習をする。そしてリスニングとして『岡山の観光地のガイド』をテーマとした内容する。
これだけで、いくつかの岡山の観光地や伝統的な物語などを知ることができる。
日本で日本語を学習している外国人のほとんどは学校がない間、アルバイトに明け暮れているような生活をしている。それもそれで、日本で就職した際などのマナー等が身につきとても良いと思う。しかし、それだと日本に住んでいるのにもったいないと思う。人と出会うきっかけを作り、文化に触れるきっかけを語学学校が授業を通して少しでも作れたらいいと思います。
またまた長々と書きました。
実はもう少し下書きに眠っているネタがあります。
ちょっとずつですが更新率を上げて頑張ってのせていきますね~
それじゃ、ばいちゃっ!